台北の文化と歴史
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歴史
台北市は1884年に正式に設立され、清朝の統治下で発展を始めました。1895年の下関条約により、日本に割譲され、日本統治時代(1895-1945年)に都市計画が整備され、近代的な都市としての基盤が築かれました。1945年後、台北は中華民国の行政中心となり、現在に至るまで台湾の政治、経済、文化の中心地として機能しています。
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文化
台北は、多様な文化が共存する都市です。伝統的な台湾文化と、日本統治時代の影響、そして現代の西洋文化が融合しています。例えば、毎年行われるランタンフェスティバルや、中華圏最大級の夜市である士林夜市などがあり、これらは台北の多文化性を象徴しています。さらに、台北は現代アートの展示や音楽祭などの文化イベントも盛んで、地元住民や観光客に人気があります。
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夜市の歴史
現在士林夜市がある場所は、もともとは基隆河の船着場でした。士林区(シーリン)近郊で収穫された農産物はこの船着場で売買され、その他の港町へ船で運ばれました。1909年の開業当時は昼間の市場でしたが、1913年に正式に夜市となりました。それからおよそ1世紀。士林夜市は台北市内で最大規模、かつ最も有名な夜市へと急成長を遂げます。市場は開業以来ずっと同じ場所で営業を続けていましたが、2002年に老朽化した建物の改修が始まると、屋台を臨時の場所へ移転させました。そして2012年、ついに新しい士林夜市が誕生しました。
参考: 台北市 - Wikipedia